防犯カメラシステムの意義

■死角をなくす
 防犯カメラは、不在時の住宅や店舗内の死角などの、人の監視の目か行き届かない場所での人の在否や動作をとらえることが可能なため、記録装置などと組み合わせた防犯カメラシステムで、警戒を行いたい領域の映像を録画することにより、犯罪の抑止と万が一の犯罪発生時の捜査証拠の確保が可能です。

■録画と同時に有人監視も可能
 防犯カメラシステムでは、一般的にカメラで撮影された映像を同軸ケーブルやネットワークケーブルで記録装置へ伝送し記録すると同時に、警備室や店舗のレジ回りなど有人の監視環境がある場合にはモニタでの監視を行うことから、クローズドサーキットTV(CCTV)とも呼ばれています。

■抑止効果が大きい
 防犯カメラシステムは、犯罪発生時に撮影した映像が犯罪の証拠となり、犯人逮捕の助けとなるという意味でも重要です。
 しかしながら、窃盗犯などの犯罪者は、当然犯行現場を「見られる」ことを最も嫌うため、人の目の代わりにカメラの「目」で警戒を行うことで犯罪の起こりにくい環境を作り出せるという、抑止効果をもつということが防犯カメラシステムの最も大きな意義と言えます。

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